暖かくなるにつれて喜ぶのは私たち人間だけではく、ムシも同じなんです。
家庭菜園を始めて、順調に育ってきたころに直面するのが、害虫・アブラムシによる被害です。
プランターなど外で野菜を育てる場合には、気温の上昇とともに、アブラムシが増えていきます。
気づいたら、「茎にびっしりアブラムシが溜まっている」なんてことも…。
だからといって、せっかくの家庭菜園に
- 「強い薬剤を使用した農薬を使いたくない」
- 「家庭菜園くらいはオーガニックな環境で育てたい」
という方も多いのではないでしょうか。
今回は冷蔵庫にあるものだけを使って、アブラムシに効果バツグンの無農薬虫よけスプレーの作り方を紹介します!
そもそもアブラムシって?
アブラムシってどんなムシ?
体長は1~2mmと非常に小さいのが特徴です。
体色は黄緑色、黒褐色が多いです。
植物の新芽を好み、口針を植物に差し込んで汁液を吸う虫です。
アブラムシの発生時期はいつ?
4月~11月にかけて繁殖します。
特に気温変化の大きい4月~6月、9月~10月に多く発生し、活発に行動をします。
アブラムシの被害を受けやすい植物は?
品種はあまり関係なく、ほとんどすべての植物が被害を受ける可能性があります。
特に葉物野菜や茎の部分が枝分かれするような植物に集まります。
アブラムシが発生すると、どんな影響があるの?
アブラムシのおしりから出る甘くベタベタした汁をアリが好むため、アリの大量発生が起きます。
この甘露が原因で植物にカビが発生したり、植物がすす病にかかったりします。
ベランダなどで家庭菜園を楽しむ方にとっては、アリの大量発生は何としても防ぎたい悩みですよね。
アブラムシの駆除方法は?
アブラムシの駆除方法は大きく3つです。
- 毎回コツコツと地道にとる
水スプレーを勢いよく噴射してアブラムシを飛ばしたり、粘着テープでくっつけたりを地道に行います。 - 天敵を利用した駆除を行う
実は子どもに人気のテントウムシがアブラムシを食べてくれるんです!かわいい見た目からは想像もつかない食欲で、次から次へとアブラムシを食べてくれます。 - 殺虫剤(農薬)を使う
市販の殺虫剤や虫よけスプレーで駆除します。
冷蔵庫にあるもの無農薬の虫よけスプレーをつくろう
無農薬スプレーなんて、簡単につくれるの?
冷蔵庫の中にあるものだけで作れるよ☆
無農薬スプレーの使用方法
使用方法としては、原液1:お水10の割合で希釈して使用します。
100円ショップなどに売っている霧吹き容器に移して、アブラムシが生息している葉っぱ部分や、茎の枝分かれ部分に吹きかけるだけです。
無農薬スプレーの効果
気になる効果ですが、2日後の原液を嗅ぐと、人間でも顔をのけぞるほどの刺激臭があります。
腐乱臭系の香りではなく、トウガラシのカプサイシンといった刺激系の香りです。
アブラムシのいる植物に直接かけて数日すると、徐々に個体数が減少していきます。
農薬のような一撃必殺の効果はありませんが、確実に効果を発揮しています。
- 「無農薬栽培を取り入れている方」
- 「農薬を使用した栽培に抵抗のある方」
にはぜひ、無農薬虫よけスプレーをおすすめします。
虫よけスプレー原液の保管方法も、冷蔵庫に入れておくだけなので簡単です。
気になるニオイもフタのできる容器に入れておけば問題なしです。
さいごに
今回は、冷蔵庫にあるものだけでつくる無農薬虫よけスプレーの作り方をご紹介しました。
家庭菜園でお野菜を育てている方は、貴重な無農薬栽培・オーガニック野菜を育てる機会があるわけなので、ぜひトウガラシとニンニクでつくる無農薬虫よけスプレーを試してみてください!
家庭菜園を頑張って、育てた野菜が食卓にならぶ日を楽しみにしましょう。
さいごまでお読みいただきありがとうございます。