あなたはアルコールバーナーを知っていますか?
アルコールバーナーを端的に説明すると小さな火力装置です。
最近のキャンプブームでキャンプグッツの人気が急上昇しています。
- 「キャンプギアが欲しいけど高い!」
- 「自作したキャンプギアを使いたい」
という方にオススメしたいのが、アルコールバーナーです。
アルコールバーナーは見た目以上に簡単に自作できるので、DIYで行うアルコールバーナーの作り方を紹介します。
アルコールバーナーとは
簡単に言うとミニサイズのガスコンロです。
アルミ缶サイズの大きさなので、軽量、コンパクトの機能面で人気が高まっています。
登山やキャンプ、釣りなどのアウトドアで使用することができ、非常にコンパクトな火力燃料装置であることから、災害時の防災グッツとして、注目を集めています。
アルコールバナーのおすすめポイント!
とにかくコスパが抜群
通常のガスコンロであれば、コンロ台やガスボンベの購入で約3,000円~5,000円の費用がかかります。一方で、今回紹介するアルコールバーナーの自作方法だと500円程度で作ることができます。
およそ10分の1の価格というのは魅力的です。
アルミ缶1つ分の重さとコンパクトさ
総重量はアルミ缶1つ分。
中身も空なので子どもでも持ち運び可能です。
山間部のハイキングやキャンプなどにも携帯できるサイズと重さです。
燃料が簡単に入手できる
アルコールバーナーで使用するアルコール燃料は薬局などで400円程度(500ml)で購入できるため、非常に安価です。
愛用すると燃料もたくさん使用することになりますので、手軽で安価な燃料を使用できるのは嬉しいです。
世界でたったひとつだけのオリジナルが作れる
どの空き缶を使って、どんなサイズにするかは作る人次第。
非常に個性のある1品モノを作ることができます。
- 「穴のあけ方で火力や噴出演出が変わる」
- 「アルミ缶のパッケージで雰囲気が変わる」
など、お好みの仕様で作ることができます。
アルコールバーナーの作り方
材料(アルコールバーナー1つ分)
- 空き缶:2つ
使用する道具
- マスキングテープ
- 定規
- ペン
- カッター
- ハサミ
- ホッチキス
STEP1:空き缶にマスキングテープを貼る
- アルコールバーナーはアルミ缶2つを合体させて制作するため、2つの空き缶を使用します。
- 等間隔に噴射穴をあけるためマスキングテープで空き缶の下周りをぐるっと囲みます。
STEP2:噴射穴の目印をつける
- STEP1で空き缶に貼ったマスキングテープを一度はがし、等間隔に印をつけていきます。
- 印のついたマスキングテープを再度、空き缶に貼り付け、印に合わせて穴をあけます。
STEP3:空き缶を切断する
空き缶をある程度の高さで切断します。
この時のサイズでアルコールバーナーの全体サイズが決まるので、使用用途に合わせてお好みの高さを選択してください。
<コツ>
ガムテープのロールなどで高さを固定して空き缶を回すと、高さが一定に保たれて切りやすいです。
STEP4:空き缶の上部を切断してホッチキスで固定する
切断した残りの空き缶(上部)を、STEP3でカットした高さと同じ幅で切断します。
切断した空き缶部分をSTEP3でカットした空き缶(下部)の底淵に合わせて丸めます。
空き缶(下部)の底淵に合わせて丸めたら、ホッチキスで固定します。
ホッチキスで固定後、余った部分はハサミでカットしましょう。
STEP5:空き缶の下部に切れ込みを入れる
空き缶(下部)の底淵に接する部分に▽の切れ込みを3か所入れておきます。
STEP6:パーツを組み合わせて完成!
これでパーツがすべて完成したので組み合わせます。
空き缶(下部)の側面に沿ってハサミなどを使用して凹凸を作ります。
すべてのパーツをはめ込んで完成です!
空き缶の切り口が気になる方は、紙やすりなどで削っておくことをオススメします。
つくったアルコールバーナーを使ってみよう!
アルコールバーナーが完成したら、さっそく使ってみましょう!
日常の食卓から、アウトドアまで生活満足度を飛躍的に高めてくれることでしょう!
STEP1:アルコール燃料を用意する
まずは薬局などで売っているアルコール燃料を用意しましょう。
STEP2:五徳を用意する
鍋やスキレットを使用する場合は五徳を用意しておきましょう。
土台が安定してアルコールバーナーの燃焼効率も向上します。
わたしも実際に使用してみましたが、100円ショップの五徳で十分なので、ぜひ探してみてください。
STEP3:点火してみよう!
アルコール燃料を入れて点火してみましょう。
最初の点火時は火力が安定するまでに数分かかります。
すぐに全体に燃焼が回らなくてもあせらずじっくり待ちましょう。
約2分程度の燃焼が完了すると、上部の横穴からも火力噴射が始まります。
青白い炎は酸素が回り、火力が落ち着いてきている証拠です。
STEP5:五徳にアルコールバーナーを設置する
五徳の真ん中にアルコールバーナーを設置して調理しましょう。
アルコールバーナーを使った料理の中で、オススメしたいのはスキレットを使ったアヒージョです。
食卓に並んでいる間も常にアツアツの状態で楽しむことができるので、満足度高めです!
今回は、「ホタルイカとトマトのアヒージョ」を作りました!
さいごに
空き缶で作るアルコールバーナーを紹介しましたが、つくるイメージができましたか?
慣れてくると簡単にアルコールバーナーをつくることができるので、世界に1つだけの自作アルコールバーナーを作ってみてはいかがでしょうか。
自分で作ったアルコールバーナーは愛着のあるギアとなりますよ。
燃焼時間の経過につれて、だんだんと噴射口の色合いも変化していくので、使用していて飽きがこないのも特徴のひとつです。
それでは、アルコールバーナーを使ってより良い日常生活、アウトドアライフをお過ごしください。
さいごまでお読みいただきありがとうございます。