おうち時間の増加によって、ハンドメイドを始める方が増えています。
ハンドメイド作家のあずき ななが経験ゼロの状態から、現在のキャンドル販売を行うまでに準備した材料や道具を紹介します。
- キャンドル作りに必要な材料がわかる
- キャンドル作りに必要な道具がわかる
- ムダな材料を買わず調べる時間も短縮
この記事を書いたひと
- upi’s-shop代表 キャンドル作家 あずきなな
- イベント出店販売 2度の出店がすべて完売
- 東京都内2店舗で出品(レストラン、クリニック)
キャンドル作りには準備が大切!
「これからキャンドルを作ろう!」という方に向けて、ハンドメイド作家のあずき ななが当時、困っていたことを紹介します。
少しでも、キャンドル作りを始めるハードルが下がれば嬉しいです。
キャンドル作りの材料に関する下調べには膨大な時間と労力を使うので、本記事を参考に時間の節約も意識してください。
おしゃれなキャンドルをつくろう!
ハンドメイドで私が最初に作り始めたのが、キャンドルです。
キャンドルは仕上がりが可愛らしく、材料、形、色などで個性を出しやすいため、初心者の方でも取り組みやすいハンドメイド作品のひとつです。
キャンドル作りの材料!
キャンドルをハンドメイドでつくるために最初に行うのが材料調達です。
すべてアマゾンや楽天などのネットショップで購入することができるので、とても簡単です。
しかし、その反面で、買ってみたけど、キャンドルづくりで使用したら思うようになじまない材料などもあったため、結局使えない材料も購入してしまいました。
最初のうちは、「やってみないと分からない」という覚悟で購入していたので、皆さんは材料調達でなるべく不要なものを買わないようにご注意ください。
どれを買ったらいいかが分からずムダな買い物もしちゃったよ・・・
みんなは私が使っているアイテムたちを参考にしてね (´;ω;`)
ホームセンターで材料はそろう?
私も、当初はホームセンターでキャンドル作りの材料を調達しようと店舗を回りましたが、なかなかいい材料はありませんでした。
「ハンドメイドでキャンドルを作る」というのであれば、時間コスト、手間を考えて、オンラインショッピングでの購入を検討しましょう。
必要な道具 ホーロー鍋
ホーロー鍋は別名、ミルクパンとも言われ、鉄やアルミ製のフライパンの表面にガラスを焼き付けてコーティングした鍋です。
キャンドルづくりでは、キャンドルの元となる「ワックス」を加熱して、溶かす際に使用します。
< 購入時の注意点 >
ホーロー鍋は、小さいものを購入しましょう。
熱が早く伝わるだけでなく、軽いので手首や腕への負担を軽減します。
私が購入したホーロー鍋は、重さが非常に軽く、サイズも小さいため、毎回の使用時に手首が痛くなることがありません。
注ぎ口から液垂れをすることが稀にありますが、許容範囲内です。
キャンドル作りで絶対買っておきたいアイテムのひとつです。
必要な道具 IHコンロ
IHコンロは料理などでも使われるIH式の調理器具です。
キャンドル作りで揃えたいのが、1口タイプのIHコンロです。
1口のIHコンロは作業場所に制限されることなく使用することができます。
< IHコンロの理由 >
IHコンロのほかに火力調理器具として知られるのがカセットガスコンロです。
しかし、ガスコンロは直火を使用するため、キャンドルのワックスに引火する危険性があります。
火災の原因となりますので、キャンドルをつくる際は必ず、IHコンロを使用しましょう。
私が購入したIHコンロはアイリスオーヤマさんの商品です。
ボタンひとつで温度調節可能なため、温度管理が繊細なキャンドルづくりに最適です。
必要な道具 モールド(成形型)
キャンドルワックスを溶かした後は、モールドといわれる成形型に流し込んで固めます。
モールドの形でキャンドルの形が決まるので、とっても大切です。
< 私が愛用しているモールド >
- 雲形モールド
- ボンボンキャンドル型モールド
- カヌレ型モールド
モールドの素材はシリコン製を愛用しています。
キャンドルが固まった後に、成形型から外しやすいため、シリコン製のモールドを使うことをオススメします。
シリコン製のモールドは女性の握力でも簡単に外せて、何度でも繰り返し使用することができます。
必要な道具 温度計
キャンドルづくりは温度管理がとても大切です。
一定の温度を保って成形しなければ、気泡が入ったり、ひび割れの原因になります。
< 温度計の取り扱い >
ホーロー鍋でキャンドルを溶かすときの混ぜ棒としても使用しています。
ただし、強い衝撃は加えないように気を付けてくださいね。
私が使用している温度計はTANITA(タニタ)さんの温度計です。
デジタルなのですぐに検温してくれて、温度表示が見やすい。
毎回、使うものなので、持っておくと便利です。
必要な道具 エンボスヒーター
キャンドルづくりでは溶かして成形する工程が多いため、ピンポイントで溶かしたいという作業も。
エンボスヒーターはドライヤーよりも高温の温風を控えめな風力でしっかりと放出してくれる優れものです。
< キャンドルづくりの隠れた必需品 >
私も最初はいらないかも?と思い、購入していませんでした。
ですが、売れっ子ハンドメイド作家の先輩方が皆さん使用していることを知ってから購入。
作業効率が段違いに良くなり、いまでは愛用しています。
エンボスヒーターは直火を使わないため、キャンドルワックスへの引火を防いでくれます。
風量も控えめなため、作業デスクを散らかすことなく、一転集中で温めることができます。
必要な材料 キャンドルワックス
キャンドルはワックスと言われる固形物を溶かし、冷やし固めることで成形されます。
ワックスには、
- 石油系のパラフィンワックス
- 大豆が原料のソイワックス
- 蜂が集めたビーワックス
など様々な種類があります。
< ソイワックスを使うワケ >
私がソイワックスにこだわるのには自然由来の身体にも環境にも優しい素材だからという理由があります。
「自分がもらったら嬉しいものを作る」をモットーにハンドメイド作品を作っているので、原材料にもこだわって制作しています。
必要な材料 キャンドルの芯
キャンドルワックスと同じく、欠かすことができないのが芯です。
芯がワックスを吸うことで、絶えず燃焼が続きます。
< 奥が深いキャンドルの芯 >
キャンドルの芯にはH芯・D芯・HTP芯・木製芯など様々な種類があります。
キャンドルの芯は細いほうが、火が小さくなり、太いほど大きな火がつきます。
私はH芯を使うことが多いですが、芯の種類や太さは自分の好みによります。
「これだ!」と思う芯に出会うまで試作を繰り返すことをオススメします。
必要な材料 着色用の顔料
顔料はキャンドルの着色に使用します。
くすみカラーやラメ入りの顔料を使用することで、自分好みのキャンドルを作ることができます。
< いろいろ試した顔料 >
顔料にも液体タイプや固形タイプなどさまざまな種類があります。
クレヨンなどを溶かす方法もあるため何度も試作を繰り返しました。
注意:顔料によっては、芯の中に顔料色素が詰まってしまい、キャンドルの燃焼が止まってしまう原因になるものもあります。
キャンドルづくりの道具・材料に関する悩み
キャンドルづくりはとても楽しいですが、これまでに苦労する場面もたくさんありました。
慣れてしまえば、大した問題ではないのですが、最初はとても大変でした。
キャンドルづくりの準備編では、「お金と時間をムダにしてしまった」というのがリアルな裏側です。
今回、紹介したキャンドルのハンドメイドに必要な道具・材料は3万円程度でそろえることができます。
皆さんは初期費用をムダにかけないよう、今回の紹介アイテムを参考にしてください。
さいごに
キャンドルづくりのために必要な道具・材料を紹介しました。
どれも当時の自分が知りたかった内容ばかりなので、多くの方の参考になれば嬉しいです。
さいごまでお読みいただきありがとうございます♡