皆さん、一度はキャンドルを目にしたり、触れたことはありますよね?
ですが、キャンドルが燃え続ける仕組みを説明できる人は少ないです。
キャンドルに使用するワックス・ロウの種類を知っている人はさらに少数です。
原材料はそんなに変わらないのかと思ってた!
- キャンドルロウの種類・特徴がわかる
- 周囲の知らない情報を入手できる
- キャンドルに対して見る目が変わる
キャンドルワックスの種類と特徴
順番にキャンドルワックスについて紹介します。
あなたの使っているキャンドルのワックスはどれに当てはまりますか?
パラフィンワックス
パラフィンワックスは最も一般的でなじみのあるワックスです。
石油を原料とするワックスで安価に製造できるところが特徴です。
ロウソクや100円ショップに売っているキャンドルなどによく使用されています。
透き通った白色になるのが特徴で光沢感のあるキャンドルを作りたいときにぴったりのワックスです。
ですが、石油が原料のため、燃焼時にルエンやベンゼンといった有害物質が空気中に飛散するという研究結果もあるようです。
アレルギーを引き起こしたり、呼吸器系の炎症を引き起こすという説もあるため、あくまでご自身の判断で使用してください。
ソイワックス
ソイワックスは大豆を原料としてつくられたワックスで、植物由来の安全性に優れたワックスです。
白くクリーム色がかった仕上がりになるのが特徴でマッド感のあるキャンドルを作ることができます。
ソイキャンドルは燃焼時に煙やススが出にくいことも特徴でワンルームにお住まいなど、狭いお部屋でも十分に楽しむことができます、
燃焼時はソイの成分によって空気中の不純物を除去する効果があるといわれており、人気を集めています。
ただし、ソイワックスは温度管理が難しく非常にデリケートな素材のため、初心者のキャンドルづくりには難易度が高いといわれています。
ビーワックス(蜜蝋)
ビーワックスはミツバチの分泌物でつくられたワックスです。
ビーワックスは人工的には作ることのできない希少なワックスで、古来より人間たちはビーワックスを使用していた歴史があります。
ビーワックスに含まれる成分は、はちみつと同じ部分があるため、燃焼中はほんのりと甘い香りがただよい、消臭効果も期待できます。
ビーワックスはミツバチがどんな地域で、どの花の蜜を集めたかによって、色も香りも変化します。
自然由来だからこその希少性で魅力的なワックスです。
パームワックス
パームワックスはヤシの葉からつくられるワックスです。
キャンドルにした際にほかのワックスにはない、結晶のような模様がでるため人気で、天然の植物系ワックスとして知られます。
ここ最近は、パーム油への注目度も高まり、ヤシの樹伐採という深刻な環境問題を抱えています。
今後、ますますパームワックスは貴重なものになるかもしれません。
木蝋(ジャパンワックス)
木蝋とは、櫨(ハゼ)の実から作られる日本古来のワックスです。
欧米ではJapan Waxと呼ばれ、せっけんや蝋染など、古くから日本の文化に親しまれてきたワックスです。
木蝋は抽出時は濃い緑色をしたワックスですが、これを脱色したものを白蝋と呼ぶこともあります。
ハンドメイド作家が使用するワックスはこれ!
私、あずき なながキャンドルづくりで使用するワックスは「ソイワックス」です。
キャンドルを作り始めるまでは、ワックスの種類など知ることもなく、一部ワックスからは有害物質が放出されている可能性があったことに驚きました。
以来、キャンドルをご購入いただいたお客さんのご家庭に小さなお子さんがいたりすることを考えて、取り扱いは難しいものの、植物由来のソイワックスを使用するようにしています。
ほかのワックスと比較して、ソイワックスは気泡やひび割れが入りやすく、温度管理の難しい原材料です。
ですが、ソイワックス特有のマットな仕上がりが可愛らしく、ほかのワックスには出せない色合いのため、すごく気に入っています。
私の販売実績はこんな感じだよ☆
さいごに
これからキャンドルを作ろう!という方は、ぜひ、いろいろな種類のワックスに実際に触れて試してみることをオススメします。
ワックスといっても原材料が全く異なるので、それぞれに特性があります。
きっと、あなた好みのキャンドルワックスに出会えるはずですよ。
これからは、キャンドルを見つけた際に「どんなワックス使ってるのかな?」と気になることでしょう。
友だちやパートナーにこっそり教えてあげると喜ばれるかもしれませんね。
さいごまでお読みいただきありがとうございます♡