観葉植物は手軽に緑を育てることができるので、お庭がない一人暮らしやマンションなどで暮らす際に心をリフレッシュしてくれるアイテムのひとつになります。
- 「植物のある暮らしを始めたい!」
- 「お部屋の雰囲気を少し変えたい」
という方に、室内で育てることのできるオススメの観葉植物をご紹介します。
プロの植栽業者さんではなく、一般家庭で実際に育てたレビュー付きでご紹介します。
「枯らしたくない」「失敗したくない」という方はチェックしてみてください。
観葉植物ってプロ業者さんだからうまく育てられるんでしょ?
今回は一般家庭で育てた失敗談も交えて紹介するから参考にしてね!
室内で育てたいオススメの観葉植物6選
- 「どんな観葉植物があるの?」
- 「育てやすい観葉植物ってなに?」
- 「観葉植物はどんな育ち方をするの?」
育てる様子や葉っぱの具合などを想像して、あなたのお部屋に置くイメージをしてみてください。
モンステラ
切れ目の入った大きな葉っぱが特徴のモンステラ。
南米原産の品種(サトイモ科モンステラ属)で、”ハワイ柄” としても使用されることが多いです。
モンステラは1年を通して葉を緑色に保ち続ける「常緑性」を兼ね備えた観葉植物で非常に人気があります。
室内での置く場所
モンステラは秋から春にかけては日差しのよく当たる窓際の室内、夏本番は直射日光の当たらないカーテン越しの窓際での管理をオススメします。
1年を通して直射日光を避けつつ、明るい室内での管理を心がけてください。
水のあげ方
春と秋については、土の表面だけでなく、土の内部が乾いたタイミングでたっぷりと水をあげてください。
夏は乾きが早いので2日に1回くらいの頻度にしましょう。
冬は成長が止まってしまうので3週間に1回くらいと水やりのペースを落としてください。
土の内部の乾き具合を調べる方法は、
- 割り箸を刺して湿り具合を見る方法
- プランターを持ち上げて重さを感じる方法
の2つがあります。
私はプランターを持ち上げて重さを感じる方法をよく利用します。
プランターを持ち上げただけで、「重さなんてわかるの?」と最初は不思議でしたが、意外とわかるものです。
観葉植物の健康観察ということで毎日触れてあげてください。
わたしが実際にモンステラを育ててみた感想
モンステラは非常に強く育てやすい植物だと感じます。
「常緑性」「耐陰性」を備えているためか、これまで一度も枯らすことなく、1年前に500円で購入した小さなモンステラが現在は非常に大きく育ちました。
特に春から夏にかけては、毎日、「新しい葉っぱが成長していることがわかる」ほど、成長スピードが早いです。
少し配置を変えると夕方にはしっかりと日光の方向に葉っぱが向きを変えています。
- 「育て買いのある観葉植物をお探しの方」
- 「存在感のあるインテリアとして観葉植物をお探しの方」
にオススメしたいと思います。
サンスベリア
サンスベリアは和名で「千歳蘭(ちとせらん)」とあらわすことがあります。
千歳とは字のごとく、長い時間や月日を意味します。
このことからサンスベリアの花言葉には「不滅」「永遠」「永久」があり、お店の開店祝いや新居への引っ越し祝いなどで贈られる縁起の良い植物として人気があります。
室内での置く場所
日光の差し込む明るい日陰のある室内に置いてあげましょう。
特に夏場の強烈な直射日光や西日は葉っぱが焼けてしまうため要注意です。
「耐陰性」のある植物なので日陰でも育ちますが、明るいお部屋であれば元気に育ちます。
水のあげ方
サンスベリアは乾燥に強い植物です。
その一方で、湿気には弱い特性を持つので、蒸れや加湿状態には気を付けましょう。
春から秋にかけては、土の表面が乾いたら5日置きを目安にたっぷりとお水をあげてください。
ただし、梅雨や夏の時期は湿度が高くなるので注意が必要です。
冬の時期は成長が止まり、越冬のための仮眠状態となりますので水は控えめにしましょう。
乾燥が気になる場合は霧吹きなどで葉水をしてあげると良いでしょう。
わたしが実際にサンスベリアを育ててみた感想
サンスベリアは「非常に乾燥に強い」植物であると感じます。
毎年、梅雨明けの7月頃になるとホームセンターなどで1本150円前後で売られています。
ホームセンターでは鉢には植えられておらず、根っこが見えた状態のまま、ポンッと山積みで売られていることからも、乾燥への強さが分かります。
私たち夫婦が育てているサンスベリアも最初のうちは動きのない造花のような状態でした。
しかし、3週間ほど経過すると、徐々に目覚めて根を張ってきたのか、最近は日差しの方向に葉っぱの向きを変えたりと生きている様子が伝わってきます。
注意点:葉っぱがニョキニョキと伸びたり、大きく向きを変えたりという躍動感は感じられません。動きのある観賞植物がお好みの方には不向きかもしれません。
- 「観葉植物を取り入れたいけど、毎日、水やりは大変」
- 「場所を取らないスリムなシルエットがいい」
という方にオススメしたいと思います。
ガジュマル
ガジュマルは沖縄ではキムジナーという精霊が宿る木と言われています。
キムジナーには「繁栄」「大漁」をもたらすという言い伝えがあり、古来より大切にされてきました。また、ガジュマルは金運アップの観葉植物として、近年非常に人気が高まっています。
観葉植物を始めた方が、一度は育てたことのある植物ですね。
室内での置く場所
春から夏にかけては、日光のよく当たる明るい窓際に置いてあげましょう。
ガジュマルはとにかく日光を浴びて成長する観葉植物なので、日照不足だけは避けてください。
秋から冬にかけては、お部屋の温度が5℃以下にならないように気を付けてください。
特に窓際は夜間にぐっと冷え込んでしまい、葉が黄色く変色して落葉してしまう原因にもなります。
水のあげ方
春から夏にかけての気温が高い時期は、土の表面が乾いたらたっぷりとお水をあげるようにしてください。
ただし、ガジュマルは根腐れを起こしやすい観葉植物なので、水受け皿に流れ出た水を溜めたままにしないようにしてください。
根腐れすると枯れてしまうので注意です。
秋から冬にかけては成長が止まり、越冬準備に入りますので、極力、水やりは控えるようにしましょう。
乾燥が気になる場合は葉水をしてあげてください。
わたしが実際にガジュマルを育ててみた感想
ガジュマルは「お部屋の印象を明るくしてくれる観葉植物」だと感じます。
日光をどんどん浴びて成長する姿はまさに元気印といった印象です。
注意点:非常に根腐れしやすい印象を受けました。
私たちも可愛いがゆえに水をあげすぎてしまい、根腐れをおこしました。
水受けに長時間、水を溜めないようにしてください。
一人暮らしの方や、観葉植物でお部屋の雰囲気を変えたいという方にオススメの植物です。
パキラ
パキラは熱帯地域が原産の植物で風水的に強いエネルギーを発する樹木として、人気を集めています。
パキラが力強く育つ環境ではお金が集まるということから、デスクや玄関など、強いエネルギーを求める環境に置く方が多いようです。
常緑広葉樹のため、生育環境が整っていると、どんどんと新芽が出て成長します。
王道の観葉植物ですので、一度は育ててみてはいかがでしょう。
室内で置く場所
パキラは風通しの良い、明るい室内に置いてあげてください。
弱点として強すぎる直射日光やエアコン、暖房などの風を直接受ける場所は避けるようにしてください。
パキラは寒さに非常に弱い植物なので、冬は暖かいリビングに移動するなど比較的、おうちの中で暖かいお部屋に置いてあげてください。
水のあげ方
基本的には土の表面が乾いたらあげてください。
カラカラに乾いたらたっぷりとお水をあげるイメージです。
冬場の葉っぱが落ちているような場合では、ほとんどお水は必要ありませんので、与えすぎに注意してください。
根腐れの原因となってしまいます。
わたしが実際にパキラを育ててみた感想
パキラは非常に可愛く存在感があるので育てがいのある観葉植物です。
ですが、非常に根腐れを起こしやすいという印象を抱きます。
私たち夫婦はこれまで4回パキラを購入し、すべて根腐れが原因で枯れてしまいました…
今回は5度目の正直として、極力、水を与えないように気を付けて育てることでようやく、元気に育ってくれています
注意点:強すぎる直射日光は葉焼けの原因になります。
夏場など、ベランダに放置してしまうと、高い確率で葉焼けを起こしますので注意してください。
ホームセンターや100円ショップなどでもパキラは売られています。
購入のハードルが非常に低い植物となりますので、一度、挑戦してみてはいかがでしょうか。
ポトス
ポトスは土栽培、水栽培、ハイドロカルチャーなどで育てることができる強い植物です。
観葉植物にあまりなじみのない方でも一度は目にしたことがあると思います。
熱帯地域に生息するツル科の植物のため、上向きにツルを伸ばして育てる方法や葉っぱを下に垂らして育てる方法などがあります。
室内で置く場所
風通しの良い明るい室内に置いてあげてください。
ポトスは熱帯地域原産のため、寒さに弱い植物でもあります。
そのため、エアコンの風を直接あたる環境や冬場の窓際などには置かないようにしてください。
落葉や枯れてしまう原因となってしまいます。
ポトスは「耐陰性」を備えているので多少、日陰がある場所でも育てることができます。
直射日光が当たってしまう場合は、日陰に避難してあげてください。
水のあげ方
土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげてあげましょう。
日が高く昇る正午までの午前中のうちに水やりをしておくことをオススメします。
葉っぱにホコリや害虫が付くことを防ぐために、定期的な葉水をしてあげることで元気に育ちます。
わたしが実際にポトスを育ててみた感想
ポトスは非常に繁殖能力が高く育てやすい印象を抱きます。
土栽培や水栽培、ハイドロカルチャーなど育て方が豊富で、上向き栽培や下向き栽培など個人の趣味嗜好で魅せ方を変えることができる点がオススメです。
注意点:ポトスは寒さに弱い印象です。
特に真冬の窓際は室温も急激に下がりますので、温かい室内で管理してください。
どんな入れ物で育てるか、部屋のどこに置いてインテリアにするかなど、
- 「観葉植物に自分らしさを加えたい」
- 「お部屋が狭くて観葉植物を置くスペースが限られる」
という方には非常にオススメです。
アボカド
おいしく食べた後のアボカドの種を捨てないで!
アボカドは「森のバター」と言われるほど、果実に多くの脂肪分を含み、濃厚な味わいが人気です。
アボカドには葉酸や食物繊維といった、普段の食事では摂取することが難しいとされる女性に嬉しい栄養素を多く含んでいることでも知られています。
アボカドの発芽にはある程度の日数がかかりますが、今まで捨てていたアボカドの種から、”にょきっ”と芽が出て育てる様子は非常に楽しい日々です。
室内で種から発芽させる方法
1.種をきれいに洗います。アボカドの種についているヌメリが落ちるまでしっかりと洗いましょう。
2.種につまようじを刺します。空きビンで水耕栽培をする際のストッパーとしての役割を果たします。
3.容器に水を入れセットします。種の下、半分が水につかるようにしてあげてください。
水のあげ方
常に種の下半分が水につかるように、水が蒸発したら、足してあげてください。
発芽するまでの間は、日光のよく当たる窓際などで管理してあげると発芽が促進されます。
わたしが実際にアボカドを育ててみた感想
今まで捨てていたものが観葉植物として価値のあるものに生まれ変わる過程で非常に愛着が湧きました。
発芽までは辛抱強く見守り、時に水替えなどをする必要があるので、少し手間がかかります。
その一方で、発芽して以降は日に日に成長していく光景を確認できるのでとっても楽しいです。
注意点:発芽までには辛抱強さが必要です。
あまり手をかけたくない方にはオススメできません。
- 「お金はかけずに観葉植物を育てたい」
- 「じっくり腰を据えて植物を育てたい」
という方には非常にオススメです。
さいごに
初心者がまずは育ててほしい観葉植物を紹介しました。
観葉植物はお部屋のインテリアに合わせて選ぶのも楽しいですよね!
今回紹介した植物は比較的安価で手に入るものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください♪
さいごまでお読みいただきありがとうございます。