岡山の観光地として人気の美観地区は、古き良きを現代までつなぐ景観があたり一帯に広がります。
その景色は書いて字のごとく「美観の地区」です。
今回は、昔といまをつなぐ美観地区の隠れスポットを紹介します。
美観地区ってどんなところ?
「美観地区」とは、岡山県倉敷市にある観光名所で、蔵屋敷が建ち並び古き良き町並みが広がります。
美観地区は、かつて幕府の強力な援助や、瀬戸内海の豊かな特産物を背景に”物資の集積所”として繁栄しました。
そのため、美観地区に流れる川沿いに”塗屋造りの町家”や”白壁の蔵”などが多く建ち並び、現在まで残っています。
美観地区は本町・東町を中心に大部分が町並み保存区域に指定されており、現在でも約200世帯を超える人々が生活をしています。
そんな美観地区では、町家並みに溶け込むように喫茶店・古民家カフェ・雑貨屋・ギャラリー・骨董市・ジーンズショップなどが軒を連ねます。
美観地区の隠れ観光スポットはここだ!
CAFE EL GRECO(カフェ・エル・グレコ)
美観地区の川畔でランチ・スイーツといったカフェタイムを楽しみたい方には、CAFE EL GRECO(カフェ・エル・グレコ)がオススメ。
外観を覆うツタが目印です。
CAFE EL GRECOは大正末期の建物を改装した老舗カフェです。
店内は外観に負けないほどの落ち着いた広々空間となっており、大人な喫茶店のひとときを過ごすことができます。
CAFE EL GRECO(カフェ・エル・グレコ)
- 【住所】岡山県倉敷市中央1-1-11
- 【電話】086-422-0297
- 【営業時間】10:00~17:00
- 【アクセス】JR倉敷駅から徒歩約12分
倉敷の浪漫(ガラス細工)
「倉敷の浪漫」では、とんぼ玉をはじめ、ガラス製の小さな置物や雑貨・食器など、倉敷ガラスを手に取って体感することができます。
どの世代へのお土産にも喜ばれるガラス細工がずらっと並んでいるので、見ているだけで幸せな気分になります。
どれも手に取りたくなるほど可愛らしく、手作業で制作されているため、個体ごとに表情が違います。
- 「家のどこに飾ろうかな?」
- 「あの人にお土産で渡したらどうかな?」
と美観地区の思い出として、重宝されるでしょう。
川に架かる石橋
美観地区に流れる川に沿って、石畳の橋が架かっているのが特徴です。
昔の町並みがきれいに残る美観地区ですが、石畳の橋だけでなく、柳の樹や瀬渡し船、人力車などがあり、風情ある町並みをつくっています。
石畳の橋を見ながら、昔の人々の生活を想像するのも、風情があっていいですね。
カメラ片手に最高の1枚を撮ってみてはいかがでしょうか。
倉敷デニムストリート
「国産デニムの産地」として、有名になった倉敷児島地区が近いことも美観地区の特徴です。
児島地区はかつて、開拓で米作を行ってきましたが、昔は海があったため塩害に弱い米作は上手くはいきませんでした。
そんな中、塩分に強い綿を植えたところ、大豊作が続き、綿の一大産地として活気づきました。
当時からの綿作りと共に培われた高い技術力で倉敷の国産ジーンズは一躍注目を集めるようになりました。
国産ジーンズは職人がひとつひとつ手作りしており、一度履いてみると、その違いが分かります。
最近では、海外からも”Made in Japanジーンズ”として、人気を集めているようです。
デニムストリートの門をくぐると、奥にはデニムショップが数店舗あります。
デニムジーンズだけではなく、デニム製のバックやエプロンなど、デニム生地でつくられたあらゆる商品が並んでいます。
デニム製品のほかに、デニムブルーを基調としたスイーツも数多く販売しているので、初めて見るスイーツに出会えるでしょう!
倉敷デニムストリート
- 【住所】岡山県倉敷市中央1-1-11
- 【電話】086-422-0297
- 【営業時間】9:30~17:30 季節によって変動します
- 【アクセス】JR倉敷駅から徒歩約20分
みっふぃー蔵のきっちん
美観地区にミッフィー専門店がオープンしました。
ミッフィーの専門店は「京都府嵐山店」「大分県湯布院店」「軽井沢店」がこれまでオープンしていましたが、ついに岡山に国内4店舗目として誕生しました。
私は京都府嵐山店に行ったことがあるのですが、美観地区にオープンしたミッフィー専門店は倉敷デニムとコラボした商品が多く、ここでしか買うことのできない貴重なアイテムがたくさん。
蔵屋敷のような外観で見事に景観に溶け込んでいます。
ぜひ、蔵屋敷に身をひそめるミッフィーを発見してみてくださいね。
ミッフィーグッツは細部までこだわりが多く見ていて飽きません!
どこに視線を移しても、カワイイが溢れており、時が経つのを忘れるほどでした。
みっふぃー蔵のきっちんでは、店内入口でパンの販売をしています。
店内入口のベーカリーコーナーでは、
- ”ミッフィー印”の入った「みっふぃーマリトッツォ」(302円税込)
- 可愛いキューブ型の「みっふぃーデニッシュキューブ」(248円税込)
といった街のパン屋さんでは買うことのできないパンが多数並んでいるので要チェックですよ。
みっふぃー蔵のきっちん
- 【住所】岡山県倉敷市本町5番3号
- 【電話】086-427-3803
- 【営業時間】10:00~17:00
- 【アクセス】JR倉敷駅から徒歩約15分
SNOOPY Chocolat 倉敷
美観地区にスヌーピーショコラが2020年11月12日にオープンしています。
「SNOOPY Chocolat」はスヌーピーが描かれるPEANUTSの世界観を表現した京都発のチョコレートブランドです。
日本では、京都の嵐山、清水寺に続いて美観地区の倉敷店が3店舗目となり、倉敷のデニムブルーを取り入れた店内や、デニム生地のグッツを販売するなど、倉敷ならではの特徴が散りばめられています。
こんなスヌーピーグッツは他では手に入らない!ということで、お土産に喜ばれることでしょう。
このほかにも、
- 「Chocolat Bar」(600円)
- 「Coating Chocolat」(750円)
など、様々なチョコレートを売っています。
スヌーピー好きの方はもちろん、チョコレート好きな方や珍しい限定アイテムが好きな方はぜひ、立ち寄ってみてください。
SNOOPY Chocolat 倉敷
- 【住所】岡山県倉敷市本町5番3号
- 【電話】086-430-3255
- 【営業時間】10:00~17:00
- 【アクセス】JR倉敷駅から徒歩約15分
美観地区の小休憩は甘味処で決まり!
美観地区には昔からの町並みに溶け込むように甘味処が多数存在しています。
今回は、絶対おすすめの甘味処を紹介するので、小休憩の参考にしてください。
あなたは”フルーツが輝く”ほど美しいパフェに出会ったことはありますか?
くらしき桃子では「ー 倉敷美観地区でフルーツと出会う ー」をコンセプトに季節のフルーツをふんだんに使ったパフェが人気です。
「まるごと桃パフェ」(1,650円税込)は商品名のとおり、岡山県産の桃がまるごと1つ乗ったパフェとなっており、まさに宝石のようなスイーツに出会うことができます。
店内にも様々なスイーツお土産があるので、立ち寄ってみることをオススメします。
くらしき桃子
- 【住所】岡山県倉敷市本町4-1
- 【電話】086-427-0007
- 【営業時間】11:00~17:00
- 【アクセス】JR倉敷駅から徒歩約13分
廣榮堂(こうえいどう)は岡山県が誇る銘菓「きびだんご」を作り続けて160年余りを誇る老舗和菓子店です。
そんな廣榮堂が美観地区にあり、店内は洗練されていて、非常に落ち着いた空間が広がっています。
美観地区で観光する際に廣榮堂へ足を運ぶことをオススメする最大の理由は、人気の岡山銘菓が1個単位でバラ売りをしているからです。
- 「岡山土産をいろいろと調べたけど、結局どれがいいのか分からないよ」
- 「上司や取引先へのお土産だから失敗できない」
という方には特にオススメです。
オシャレな空間で飛び切りの銘菓を楽しむひと時はいかがでしょう。
私が実際に購入したのは「調布」(130円税込)という銘菓です。
「調布」は廣榮堂三銘菓の1つで、かつて朝廷に納められていた手織りの巻布「調布」に似ていることが命名の由来です。
”もちっ”とした柔らかい求肥(ぎゅうひ)と、ふんわりと香ばしいカステラ生地がおいしさを際立たせてくれます。
夏の暑い時期は冷水の無料サービスも行っていたので、まさに古き良き町並みの休憩処、茶屋のような体験ができました。
廣榮堂 倉敷店
- 【住所】岡山県倉敷市中央1-1-8
- 【電話】086-426-5888
- 【営業時間】10:00~17:00
- 【アクセス】JR倉敷駅から徒歩約12分
さいごに
岡山が誇る観光名所の美観地区めぐり、いかがでしょうか。
大人の観光コースというテーマでご紹介しました。
今回紹介したスポットでは小さなお子さんは少し退屈してしまうかもしれませんが、学生のデートや大人のおとな旅には最適だと思います。
ゆっくりとした時の流れを感じる美観地区にぜひ、足を運んでみてくださいね。
宿泊での観光を検討している方は、こまめに旅行サイトを確認してみましょう。
シーズンや、予約状況に応じて思わぬお宝プランで予約ができちゃうかもしれません!
さいごまでお読みいただきありがとうございます♡