突然ですが、あなたは意識的に「かぼす」を買ったことがありますか?
「買ったことがない!」という方はかぼすの効能や美容効果をまだ知らないのかもしれません。
かぼすに対するイメージとしては、
- 「緑色の爽やかな柑橘!」
- 「さっぱりしていてポン酢との相性がいい」
ではないでしょうか。
ところが、多くの方が、スーパーで手に取る柑橘類といえばみかんやレモン。
実はかぼすには、疲労回復、美肌効果など女性に嬉しい栄養素がたっぷり含まれています。
「かぼす」と「すだち」って何がちがうの?
「かぼす」と「すだち」はどちらも緑色の柑橘ということで非常にフォルムが似ています。
一般的に、見分ける際のポイントとしては大きさだといわれています。
- 「かぼす」・・・テニスボールサイズの大きさ(100g~150g程度)
- 「すだち」・・・ゴルフボールサイズの大きさ(30g~40g程度)
「すだち」よりも「かぼす」のほうが 3倍程度大きいことが分かります。
大きさだけでなく「香りのすだち」、「酸味のかぼす」と言われるほど両者は似て非なるものです。
その独特な香りゆえに「すだち」は料亭でマツタケと組み合わされることが多いです。
「かぼす」はある程度、果実に大きさがあるため果汁がたっぷり採れることで重宝されます。
ポン酢にいれたり、かぼすジュースを作ったり、お酒と割ってかぼすサワーにするなど、活用レシピはたくさんあります。
女性に嬉しい「かぼす」効能・栄養価とは?
かぼすを採ることで期待される健康効果はこれ!
これだけの効果が期待できるかぼすは私たち女性のみかたですよね。
やっぱり食べるものを改善して内側からキレイを目指したいな♡
かぼすに含まれる栄養素を確認しておこう!
かぼすに含まれる栄養素
クエン酸は疲労の原因となる乳酸を分解する働きがあるため、疲労の蓄積を防ぎ、疲労の原因を退治してくれます。
酸味の元となる成分のため唾液や胃液の分泌を促し、食欲増進効果も期待できます。
かぼすが夏バテ予防に最適と言われる理由がこのクエン酸の効果があるためです。
クエン酸はカルシウムや鉄などミネラルの吸収を促進する効果も期待できるため老化予防などの健康効果も期待できます。
葉酸は赤血球の細胞分裂を助ける効果があり、細胞を生成するために必要な核酸を合成するための栄養素です。
妊活中の女性や、妊婦の方が葉酸を必要とする理由は葉酸の栄養効果によって、活発に細胞分裂を繰り返して成長する胎児の発育を助けるためです。
特に妊娠期間から授乳期までは母体、胎児ともに葉酸が必要になるため、意識的に摂取することが望ましいです。
注意:適量が望まれるので取りすぎには注意してください。主治医がいる場合は医師の指示に従ってください。
ビタミンCは皮膚や軟骨などを生成するために必要なコラーゲンを生み出す栄養素として知られ、お肌のみかたと言われるほどの人気度で有名です。
美肌効果だけでなく、抗酸化作用により老化や生活習慣病の予防といった、身体のサビを防いでくれる嬉しい効果も期待できます。
「かぼす」に含まれるビタミンCの量はレモンの2倍に匹敵するといわれ、豊富な栄養価を誇ります。
私もかぼすを摂取してから、おでこのプツプツがなくなりました☆
カリウムはナトリウムの体外への排出に絶大な効果を持っており、血圧を正常に保つ助けをしてくれます。
これにより男性は高血圧、女性はむくみの解消につながる嬉しい栄養素となります。
そのほかに、カリウムはカルシウムの骨への吸着を助ける効果も期待されるため、骨粗しょう症の予防効果があることでも知られています。
かぼすで健康的な身体づくりを目指そう!
これだけたくさんの栄養素を含んだ「かぼす」を日常の生活に取り入れて、手軽に健康づくりに励みましょう。
今回は特に簡単で、子どもにも嬉しいかぼすレシピをご紹介します。
手順1.水と氷砂糖を沸騰させる
水と氷砂糖を鍋に入れて沸騰させます。
その後、しっかりと粗熱を取ります。
氷砂糖を使用することで、砂糖の重たい甘さが抑えられ、柑橘の香りが広がる仕上がりになります。
手順2.かぼすを絞る
「かぼす」を半分に切って果汁を絞ります。
100円ショップに売っている果汁絞りグッツを使うことで、果汁をたっぷり採れるだけでなく、種と果汁を分けることができます。
手順3.氷砂糖水とかぼす果汁を混ぜる
粗熱を取った氷砂糖水と「かぼす」果汁を混ぜます。
お好みで、はちみつを加えて、冷蔵庫でしっかり冷やして完成です。
たったこれだけの材料で、簡単にたくさんのかぼす果汁を摂取することができます。
分量を調整して、濃い目にシロップを作っておいて、炭酸水と割ったり、かき氷にかけたりするアレンジも可能です。
子どもがゴクゴク飲めるかぼすジュースの完成です!
さいごに
これまで、あまり知られていなかった「かぼす」の健康効果・栄養価を知ったことで、「かぼす」に対するイメージが変わったのではないでしょうか。
市販のサプリメントを大量に服用するよりも、太陽の光をたっぷりと浴びた「かぼす」を摂取して、身体の内側から健康を目指す習慣もいいのではないでしょうか。
今回、ご紹介したかぼすレシピはすぐにでも始めらるほど簡単なものばかりです。
ぜひ、さっそく取り入れて行動してみましょう!